露草色×とうもろこし色×萌葱色

初夏の朝市をイメージした配色をまとめてみました。

6月の朝はまだ涼しく、空気が澄んでいます。朝市に足を運ぶと、木箱に山積みされた野菜や果物が朝露をまとってみずみずしく並んでいます。とうもろこしの皮をむく音、青菜を束ねる手のリズム、そこに交じる人々の穏やかな声。

この配色は、そんな活気とぬくもりが共存する「初夏の朝市の風景」を3色で切り取ったものです。澄んだ青、やさしい黄色、みずみずしい緑——はじまりの時間を彩る色の組み合わせです。

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露草色5515021085%25%10%0%#3796D2
とうもろこし色242193990%40%60%0%#F2C163
萌葱色141265690%10%60%45%#8BAE3D

露草色(つゆくさいろ)

露草色は、ツユクサの花から染めた鮮やかな青色です。ツユクサは6月から9月にかけて青い花を咲かせる植物で、朝に咲いて昼にはしぼんでしまう儚い性質から、万葉集では「月草」として詠まれてきました。

古くから染料として使われてきた露草ですが、その色素は水に溶けやすく色あせしやすい性質を持っています。そのため江戸時代には、友禅染や紋染の下絵を描く際に、後から洗い落とせる「一時的な色」として重宝されていました。朝露の中で咲き、午後には消える——その儚さがそのまま色の特性になった伝統色です。

この配色では、初夏の澄んだ空気と朝の青空を表す色として、爽やかな骨格を作ります。

とうもろこし色

とうもろこし色は、収穫されたばかりのとうもろこしの実のような、やわらかな黄色です。とうもろこしの旬は6月から9月にかけて。特に初夏から夏にかけての、太陽をたっぷり浴びて育ったものが甘みが強く、朝市に並ぶ野菜の中でも存在感を放ちます。

とうもろこしはイネ科の植物で、米や小麦と同じ穀物のひとつ。古くから世界中で主食として親しまれてきた食材です。その実の色が伝統色として名前を持つほど、日本人の暮らしの中にも自然に溶け込んでいます。

朝市の温かな光と収穫の実りを象徴する色として、配色に穏やかなぬくもりを添えます。

萌葱色(もえぎいろ)

萌葱色は、葱(ねぎ)の芽が萌え出るような青みがかった深い緑色です。「萌え出た葱の葉」の色という、とても具体的な植物に由来する伝統色で、春から初夏にかけての若い植物の生命力を感じさせます。

平安時代には武士の鎧の色としても使われた記録があり、深みのある緑は勇ましさと生命力の象徴でもありました。現代では、その瑞々しい深緑がナチュラルで落ち着いた印象を与える色として、デザインの場でも広く親しまれています。

朝市に並ぶ青菜や葉物野菜の色として、露草色の青ととうもろこし色の黄を引き締め、配色全体に新鮮な活気をもたらします。

配色として

澄んだ青、やさしい黄色、みずみずしい深緑。

3色はいずれも6月から旬を迎える植物に由来しながら、彩度が高すぎず日常に心地よく溶け込む色合いです。露草色の爽やかな青が空気感を作り、とうもろこし色の温かな黄が光と実りを添え、萌葱色の深い緑が全体を引き締めます。

夏野菜・農産物・食品ブランドのビジュアルや、初夏をテーマにしたWebデザイン・パッケージなど、活気とぬくもりが共存するデザインにぜひ活用してみてください。

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