松葉色×若竹色×梅重

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松葉色1001307670%35%85%0%#66864D
若竹色10817813770%0%60%0%#6CB289
梅重204851040%80%40%0%#CC5568


新年を迎えるときの「松竹梅」を色でまとめました

松葉色・若竹色・梅重の組み合わせは、

日本の正月に欠かせない「松・竹・梅」の吉祥モチーフを、

落ち着いた色調で表現した配色です。

華やかさよりも、静かな始まり。

祝いの高揚感よりも、一年を迎えるための心構え。

この配色は、そうした日本的な正月の精神性を色で表しています。


松葉色 ― 変わらぬ繁栄を象徴する常緑の色

松葉色は、冬でも色を失わない松の葉に由来する色です。

松は古来より「千年の緑」と称され、

不変・長寿・繁栄を象徴する存在として大切にされてきました。

正月飾りに松が欠かせないのも、

新しい年が変わらず安定して続くように、という願いが込められているからです。

松葉色は、その願いを静かに支える、落ち着いた深緑の色といえるでしょう。


若竹色 ― 成長としなやかさを宿す新緑

若竹色は、芽吹いたばかりの竹の若葉を思わせる、明るく澄んだ緑です。

竹は成長が早く、まっすぐに伸びることから、

成長・発展・清廉の象徴として正月のモチーフに選ばれてきました。

若竹色は、松葉色の落ち着きを受け継ぎながら、

そこに新しい年の息吹と軽やかさを加える役割を担います。

未来へ向かう伸びやかさを感じさせる色です。


梅重 ― 春を待つ気配を含んだ重なりの色

梅重(うめがさね)は、梅の花を思わせるやわらかな赤みを含んだ色合いです。

梅は寒さの中でいち早く花を咲かせることから、

忍耐・気品・兆しの象徴として、正月の吉祥に数えられてきました。

「梅重」という色名が示すように、

この色は単なる赤ではなく、

白や灰みを含んだ、落ち着いた重なりのある色です。

それは、まだ訪れていない春を静かに待つ心情、

年のはじまりにふさわしい慎みと期待を表しているかのようです。


三色がつくる、正月の時間の流れ

この配色が美しいのは、

三色がそれぞれ異なる「時間」を象徴している点にあります。

  • 松葉色:変わらず続いてきた時間
  • 若竹色:これから伸びていく時間
  • 梅重:訪れを待つ、次の季節の兆し

正月とは、単なる祝いの日ではなく、

過去・現在・未来を静かにつなぎ直す節目の時間。

この配色は、その感覚を色で丁寧に描いています。


松葉色 × 若竹色 × 梅重は、

成長や生命を強く主張する配色ではありません。

しかし、だからこそ、

一年を穏やかに、誠実に始めたい場面に寄り添ってくれます。

正月の室礼、和菓子の意匠、年始のビジュアルなど、

静かな品格を求める場面で、長く使い続けられる配色といえるでしょう。

この配色は

「派手な正月色が苦手な人」にこそ届けたい、

内省的で大人の正月配色です。

POINT

全体が緑寄りのため、梅重をアクセントとしてしっかり見せないと印象が沈みやすくなります。背景や余白には明るい白系を合わせると、品よくまとまります。

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