栗色 × 蒸栗色 × 憲法色

重陽の節句「栗の節句」を意識した配色をまとめてみました

9月9日は「重陽の節句」。

現代ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ひな祭りや端午の節句と同じ「五節句」のひとつで、菊の花を愛でながら長寿を願う日です。

以前ご紹介した「菊の節句」の配色では、重陽の節句と菊の花の関係についてまとめてみました。

しかし、重陽の節句にはもうひとつの顔があります。

それが「栗の節句」です。

秋の実りを迎えるこの時期には、栗ご飯を炊いて収穫に感謝し、無病息災を願う風習がありました。

今回の配色では、そんな栗ご飯を色で表現できないかと考えてみました。

栗の表皮、蒸した実、そして香ばしい黒ごま。

お茶碗に盛られた栗ご飯を、そのまま色に置き換えたような組み合わせです。

スクロールできます
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栗色118663930%70%80%55%#764227
蒸栗色2352141420%10%45%045%#EBD68E
憲法色76635240%50%60%80%#4C3F34

栗色

栗色は、栗の実の表皮を思わせる赤みを帯びた深い茶色です。

秋になると実る栗の、つややかで力強い表情がそのまま色名になったとされています。

「栗毛の馬」や「栗色の髪」など、身近な色の表現としても親しまれてきました。

この配色では、栗ご飯に使われる栗の外皮や、収穫されたばかりの栗の力強さを表す色として取り入れています。

蒸栗色

蒸栗色は、蒸した栗の実を思わせるやわらかな黄色です。

ふっくらと蒸しあがった栗の甘みや温もりを感じさせる色で、栗に由来する色名の中でも明るい色として知られています。

重陽の節句に食べられる栗ご飯とも結びつきが深く、秋の食卓を連想させる色のひとつです。

この配色では、栗ご飯の中から顔をのぞかせる栗の実を表現する色として取り入れました。

憲法色

憲法色は、やや茶みを帯びた深い黒茶色です。

色名の由来は戦国時代の剣術家・吉岡憲法とされ、江戸時代には武家や町人にも親しまれた色でした。

この色に使われた染料は、後に楊桃(やまもも)などの植物から得られるようになりました。

楊桃の実は夏から秋にかけて収穫されることから、憲法色もまた秋の自然とつながりを持つ色と考えることができます。

今回の配色では、栗ご飯に添えられる黒ごまを表現する色として選びました。

見た目の印象だけでなく、秋に実る植物から生まれた色という点でも、栗色や蒸栗色との共通点を持っています。

栗色と蒸栗色だけでは全体がやわらかくまとまりすぎるところに、憲法色が加わることで香ばしさや奥行きが生まれます。

配色として

栗の表皮を表す栗色。

蒸した実を表す蒸栗色。

黒ごまを表す憲法色。

この3色を組み合わせることで、栗ご飯の持つ素朴な温もりを表現してみました。

さらに、この配色では白い背景も重要な役割を持っています。

白は単なる余白ではなく、栗や黒ごまを包み込む「ご飯」の部分として考えています。

栗色・蒸栗色・憲法色の3色に、背景の白を加えることで、お茶碗に盛られた栗ご飯のような情景を感じられる配色にまとめてみました。

この配色を使われる際はぜひ白色もうまく取り込んでみてください!

重陽の節句に炊かれる栗ご飯を、色として表現した組み合わせです。

秋の和食や収穫祭、季節限定商品のパッケージなど、秋の実りや食卓の温もりを伝えたい場面にも取り入れやすい配色です。

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重陽の節句は「栗の節句」としてだけでなく、「菊の節句」としても親しまれてきました。

菊をテーマにした配色については、こちらの記事でもまとめています。

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